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EUDITION3つのブランドバリュー ②Preserving

持続可能なカタチで地域の個性を後世に伝えること

EUDITION 2つ目のブランドバリューは、Preservingです。

辺塚だいだいは鹿児島県大隈半島の端にある岸良という限界集落とその周辺地域だけで栽培される希少な固有種です。
生産量も少なく、ほとんどが地元で消費されるため、鹿児島県人でも知っている人はそう多くはありません。
昔から、酢の代わりに貴重な調味料として、様々な料理に使われてきました。

岸良の住人が、海で天然のサザエやカサゴを、山でイノシシや山菜を採って、岸良の自然の恵みでもてなしてくれたとき、お刺身や炒め物、地元の焼酎にも辺塚だいだいをたっぷり絞っていただきました。
辺塚だいだいを、地元の甘い醤油と混ぜて作るポン酢が抜群に美味しい。
香りと酸味が強いこの柑橘は、なぜか他の地域の辛い醤油ではなく、地元の甘い醤油との相性が一番いい。
岸良の海で採れた魚を、お刺身や手作りさつま揚げにしてこのポン酢で食べると、ああこれが岸良の味だなと思います。
その香りと酸味が地元の食材や調味料と相まって、岸良の食文化を創り上げていることに気づきます。

天然のサザエを焼いて、さっと辺塚だいだいを絞ります。絶品。

同一地域で伝統的に栽培されてきた「固有種」。
岸良の気候や風土に合うように適応してきた辺塚だいだいは、農薬や化学肥料に頼らなくても力強く実をつけます。

私たちが普段スーパーで購入する野菜のように、輸送で潰れないように皮を厚くしたり、輸送の効率を上げるため形を揃えたり、流通の基準に沿うために色のバラつきを抑えたり、他の品種と交雑させた「F1種」とは異なり、大量生産・大量消費には不向きかもしれません。
でもその土地の個性を強く映し出す貴重な存在です。

辺塚だいだいのような固有種を後世に残すということは、それぞれの土地の強烈な個性を語り継ぐということ、その土地の食文化を守るということ。
そのためには、経済効果を生み出せる産業利用可能な形を探す必要がありました。
そして、地元農家に大きな負担のかからない方法であることが、絶対条件でした。

小さな生産量でも、酵母の力で培養し発酵エキスにすることで、化粧品原料として十分な生産量を確保できる方法があることを、植物療法氏である森田敦子氏がアドバイスしてくださいました。
EUDITION OILに配合されている辺塚だいだい発酵エキスの原料となるのは、地元NPOが果汁を使ってジャムやジュースを作る時に廃棄する果皮と、樹の健やかな成長を促すための剪定作業で切り落とされる葉と枝です。
栄養成分がぎっしり詰まっています。

無農薬・無化学肥料で力強く育つ固有種・辺塚だいだい。
自力で病気に打ち勝てるように、カテキン類が豊富に含まれています。

効率や生産性という顔で忘れてしまいがちな「捨てられるもの」にも大きな価値があることに、視点を変えるだけで気がつけるのかもしれません。