EUDITION |

EUDITION3つブランドバリュー ①Locality

面ではなく点を楽しむ視点を持つこと

岸良という非常にユニークで自然豊かな集落と出会ったことが、EUDITIONの物語の始まりでした。

深い海と山に囲まれ、陸の孤島と言われる小さな集落。
鹿児島空港から2時間半。
途中の鹿屋市から先は、公共の交通機関はありません。
コンビニもスーパーもパチンコも銀行も病院もない。
ガソリンスタンドは週2日営業。
全国チェーン、ナショナルブランドが何もない。
地方に行くと気になる、ロードサイドのケバケバしい大きな看板もない。
あるのは、紺碧の海と力強い深緑の山々を邪魔しないように、遠慮しているかのように少しの畑と民家、個人経営の小さな商店だけです。

照葉樹の森が広がる山々と外海に面した岸良

海では天然のサザエや岩牡蠣、魚類はもちろん、海岸で海藻を少し採って晩のお味噌汁の具にしたり。
山ではイノシシや山菜が採れ、川には手長海老が手づかみできるくらい沢山います。
つい3年前まで、上水道はなく美しい山水が生活用水となっていました。
その山水で入れたお茶の方が、上水道が通った今よりも美味しかったと地元のおばあちゃんは言います。

豊かな海で採れる天然のサザエ

きっと、近代化が進む前の自然と人間とのパワーバランスはこうだったのではないかな、と思わされます。

南北に長い日本列島は、季節風や海流の影響による複雑な気候、そして地殻変動によるダイナミックな地形によって、非常に多様な生き物が育まれてきました。

「日本」とひとくくりにしてはその個性はとても伝えきれない。

さらに、「鹿児島」というエリアも、歴史の流れから、大隈、薩摩、奄美諸島では言葉も生活文化も大きく異なることに気づかされます。
「鹿児島県産」だけでは語りきれない背景がそこにはあります。

日本全国のコンビニエンスストアで同じものが安定的に手に入る現代では見過ごされがちになってしまった、控えめだけど強烈な個性を語り継ぎ、その魅力にワクワクできる未来があってもいいのではないでしょうか。