EUDITION |

2020年、サステナビリティへの取り組みはどうなる?私たちが今、実践したい6つのトピックス

いよいよ2020年。

オリンピックに向かって日本が盛り上がる中、同時にSDGsやサステナブル、サステナビリティといったキーワードもよく聞こえます。

ファッション、小売から金融まで非常に幅広いものとなっているサステナビリティの領域。各業界はどういった取り組みをしているのか、今後サステナビリティはどうなっていくのかを解説しました。

 

金融でも、ファッションでも、エンタメでも、小売でも。バズワード化したサステナビリティとは?

今やサステナビリティはバズワード化しています。

例えば金融。ロンドン証券取引所が、サステナブルボンド市場区分開設。株式銘柄への「環境経済マーク」付与も行うそうです。

ファッション業界では、コリン・ファース氏のオスカー授賞式にサステナブルなドレスを着て登場した、エコ活動家のリビア・ファースさんが一躍有名に。彼女が着用したのは、メンズウェア用の余り布からアップサイクルされたカクテルドレスで、数量限定でYOOXで販売され話題になりました。

さらに、2020年2月2日に開催された英国アカデミー賞授賞式では、「サステナビリティ」がキーワードとされ、主催者側は「移動から食事、ブランドから素材まで、授賞式を確実に、できる限りサステナブルなものにしたいと考えています」と発表しました。

授賞式当日はキャサリン妃が8年前にマレーシアでの公務で着用したアレキサンダー・マックイーンのガウンを着まわしたり、シアーシャ・ローナンが廃棄されたサテンを用いたGUCCIのドレスを着用して、話題となりました。

CNN style

小売業では、イギリス大手スーパーのASDAがリフィルコーナーを設置。

ASDAはとにかく安さが売りの庶民的なスーパー。

イギリス王室御用達のwaitroseや高級スーパーMarks&Spencerなど意識高い系スーパーではなく、本当にごくごく普通のスーパーでリフィルが導入されたというのは、サステナビリティの概念がいかにデモクラタイズされ多くの人に認識されるようになったかがわかります。

 

2020年のサステナビリティはこうなる!!抑えておきたい7つのトピックス

2019年末にPOSITIVE LUXURYが発表したWHAT WILL SUSTAINABILITY LOOK LIKE IN 2020? から、バズワード化したサステナビリティがどうなっていくのかを紐解きます。

1.より良く、より少なく買う

英国VogueのエディターEdward Enninfulが提唱した2020年1年のテーマが“buying better, buying less”(より良く、より少なく買う)。この号では歌手のテイラー・スウィフトがビンテージシャネルを着用して、2020年1月号の表紙を飾りました。

Vogue UK

ファストファッションの環境と社会への悪影響は、大量の水を消費することや安い労働賃金など、様々な面で問題視されています。

解決策の一つに、安く低品質のものを購入するよりも、エシカルで環境と社会への負荷を考慮しているブランドのより高品質な商品を購入することです。

 

2.価値ベースのビューティーに回帰する

いち消費者として、私たちがサスティナビリティを日常にとり入れる方法の一つが、強い生産価値を持つ化粧品ブランドを選ぶことです。

例えばヴェレダ(Weleda)は、100年以上前からバイオダイナミック農法(※)を取り入れていて、Weleda共同創業者のRudolph Steinerは現代のオーガニック農業の父とも言われています。

※自然の営みや生態系を無視した農業の近代化に疑問を持った学者ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が1924年にバイオダイナミック農法に関する講義を行って学術的に注目を浴びて以来、この神秘的ともいえる農法はヨーロッパにおける権威あるオーガニック農法として定着。

他にも、オーガニック先進国オーストラリアのスキンケアブランド、ジュリーク(Jurlique)もバイオダイナミック農法により育まれたサステナブルな原料を使っています。

私たちのつくるEUDITIONも、鹿児島県岸良で無能約・無化学肥料で育つ固有種の辺塚だいだいを原料に加えた化粧品です。

 

3.飛行機での移動をオフセットする

化石燃料を大量に使用する移動手段、例えば飛行機や自動車などによるCO2排出が問題視されています。

Positive luxuryは、2020年の旅にはclimate mitigation calculatorのようなオンラインCO2排出量計算機を使う人が増えるのではないかと予測しています。

この計算機を使うと、私たちが旅行によって排出するCO2の量を測定するだけでなく、排出したCO2をオフセット(相殺)するための行動を提案してくれるのです。

 

4.思いやりのある旅行会社で休暇を楽しむ

とはいえ海外旅行に行きたい!島国日本から飛行機を取上げられたらどこに行けばいいの!という方もいるはず。

移動手段以外の方法でも、地球に優しく休暇をすごす方法はあります。地域の環境に敬意を持つ旅行会社やホテルを選ぶことです。

例えば、モルディブのSONEVA FUSHI RESORT。ユネスコ世界遺産となっている自然のままのサンゴ礁を注意深く保全しながらリゾートが共存しています。

モルディブまでなんて遠くていけない。。。休みがそんなに取れない。。。という方にも朗報です。

日本国内でも手軽にサスティナブルな滞在を楽しむことは可能。

2019年12月に京都にオープンしたGOOD NATURE HOTELは、ホテルでは歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシなど使い捨てアメニティーは常備しない、物販でも可能な限り紙や木製の包材を使用、提供するフードメニューは皮や葉、根元まで使用することを心掛けるなど、気軽に取り入れられる次世代のナチュラルスタイルを提案しているので、気軽にサステナビリティを意識した休暇が楽しめます。

GOOD NATURE STATION

ホテルの階下にあるGOOD NATURE STATIONについてはコチラ

 

5.プロヴァナンスについて尋ねる

消費者は、以前にも増してその商品がどこで作られ、誰によって作られているのか、サプライチェーンの透明性はどうかを気にするようになっています。

Positive luxury は、「ラグジュアリーグッズを購入する際、ブランドへ商品のサステナビリティについて質問することを恐れないで」と呼びかけ、安心できるエシカルなサプライチェーンを持つ素敵なブランドをブランドコミュニティページで紹介しています。

EUDITIONは、プロヴァナンスの概念をスキンケアに持ち込みます。

現在EUDITIONが保有する6種類のオリジナル化粧品原料は、鹿児島県肝付町岸良(きもつきちょうきしら)の永谷農園で無農薬・無化学肥料で栽培される固有種・辺塚橙(へつかだいだい)を酵母で培養したものです。

多くの化粧品ブランドが、原料を原料問屋から購入します。その化粧品原料が、どこで誰によって生産され、どのように製造され、メーカーの元に届くのかを知るのは非常に困難です。

EUDITIONでは、今はまだ自社開発原料はわずかしかありませんが、使用するすべての原料のプロヴァナンスを明かせる日を目指して、サステナブルな原料開発に取り組んでいます。

 
6.地球に優しい製法のお酒を飲む

多くのワインヤードや穀物畑では、必要以上に化学物質が多用されたり、人口的に灌漑したり、自然環境へダメージを与えています。

ですが中には、地域固有のぶどうや穀物にこだわり、サステナブルな栽培に力を入れるリカー生産者もいますので、お酒好きな人も安心してください。

Positive Luxuryのサイトでは、有名なプレミアムシャンパンのブランドKrugなどをサステナブルなアルコールブランドとして紹介しています。

 

サステナビリティをトレンドで終わらせないために。

サステナビリティが流行やトレンド化することは決して悪いことではありません。これまで一部の人や企業が取り組んできたことが、より多くの場面で意識されたり、日常にとけこんだりするようになるからです。

ただ、無駄な消費を牽制するサステナビリティという概念が、マーケティング要素として消費されてしまう可能性があるというのはとても皮肉なことです。

一過性のトレンドとして数年後に忘れ去られてしまうのではなく、サステナビリティを考えることが本当の意味で当たり前のこととして認識される日が来るといいですね。